一般管理費予算(administrative expense budget)
売上原価と営業費以外で、企業の経営活動に必要な諸経費はすべて一般管理費に入る。それには管理者給与その他の人件費、通信費、旅費、交通費、交際費、減価償却費、租税公課、保険料、事務消耗品、貸倒損失などの多様な費用からなっている。一般管理費予算は、企業予算の重要な一部をなしている。経営規模の増大と経営の近代化とともに、スタッフ部門の専門化がすすみ、また、パーキンソンの法則にしたがってスタッフ部門は自己増殖する傾向がある。また企業が環境に恵まれているときは、組織スタッフは一般管理費の増大となってあらわれる。しかし、売上高に対する一般管理費比率が過大であるときは、売上高利益率を低下させ、市場での競争力を弱める。かくて、一般管理費の計画とコントロールを効率的にするためには、(1)一般管理費を発生させる責任部署である各スタッフ部門が一般管理費の計画とコンロールの責任をもつ。(2)部門ごとに一般管理費を計画し、コントロールするための原価標準を設定する。(3)売上高に対する一般管理費の各費用の比率に注意する。(4)一般管理費に対しても変動予算方式を適用する。(5)一般管理費削減目標を項目別に設定する。ことが必要である。




