インフォーマル組織(informal organization)
インフォーマル組織(非公式組織)とは、職場における個人的な接触や相互作用を通じて自然に生成する小集団を意味している。フォーマル組織が、共通目的を達成するために、意識的に調整された人間活動の相互作用の体系であるのに対し、インフォーマル組織は、共通の目的もなく、明解な構造間関係ももたない。しかし、人間の日常的な社会的相互作用を通じて、共通の態度、慣習、理解、価値を生み出し、それがやがて個人の行動を規制する規範をなすようになる。各個人は、集団への帰属感や安定感の欲求を満たすために集団のインフォーマルな規範にしたがって行動する。このようなインフォーマル組織と生産性の関係は、ホーソン実験を基礎として人間関係論によって展開されたものである。会社、工場や営業所は、本来、フォーマル組織をなしているが、フォーマル組織はつねにインフォーマル組織をともなう。両者は、補完的、促進的な相互作用を及ぼすとともに対立的にも作用する。




