機械的管理組織(mechanistic management)の用語解説

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用語

機械的管理組織(mechanistic management)

解説

今日では、組織は、機械的管理システムと有機的管理システムという二つのタイプに区別される。機械的管理システムは、安定的な環境下において、ルーチンな作業を遂行する組織として効率益なシステムである。機械的管理システムは、次の組織特性によって特徴づけられる。
(1)企業全体の問題やタスクの職能的分化。
(2)成員は、企業全体の目的の達成よりも、手段の技術的改善を追求する傾向。
(3)調整は、直ぐ上の上司によってなされ、上司が部下に対する調整の責任をもつ。(階層の原則)
(4)各役割にともなう権限、責任および技術的手続の明解な規定が行われる。(権限と責任の明確化の原則)
(5)権限と責任は、職位につくもので、職位を占める人につくものではない。(官僚制の原則)
(6)統制、権限および伝達の階層的構造。
(7)経営の諸問題についての知識がトップの階層に排他的に集中し、それによって階層構造が強化されている。
(8)タテ型の相互関係が強い。
(9)上司の指示や決定によって、作業や行動が支配されている。
(10)会社に対する忠誠心や上司に対する服従が強調される。
(11)各部門の局部的な知識、経験、技能に高い重要性や権威がおかれる。
以上のような組織特性から明らかなように、機械的管理システムは、官僚制組織や伝統益組織原則が想定している組織に近いシステムである。それは、不安定の環境の下で、革新的決定が強く要求されるような企業の経営組織としては、有効なシステムではない。そのような環境の下では、有機的管理システムが有効な組織をなす。 
参照 ⇒【有機的管理システム

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