事業ポートフォリオ(business portfolio)の用語解説

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用語

事業ポートフォリオ(business portfolio)

解説

企業が展開する事業を一覧表の形で表現したものあるいは全体をさす。ポートフォリオの決定にあたっては「どの分野に進出するか」といった個々の事業領域の魅力を検討するとともに、複数の事業間のシナジーを意識することが重要である。近年、資本のグローバル化が進展するなかで、企業価値最大化に照らして最適な事業ポートフォリオを構築すべく、多くの企業が事業の選択と集中に取り組んでいる。代表的な管理方法として、事業間のキャッシュ・フローに主眼をおいたボストン・コンサルティンググループの製品ポートフォリオ・マネジメント(product portfolio management PPM)がある。事業ポートフォリオは1980年代にGE(ゼネラル・エレクトリック)が「No.1、No.2ポリシー」に基づく事業ポートフォリオ選択を経営戦略に結びつけ、成功させて以降、日本でも日立製作所、ソニー、東芝など多くの企業が事業ポートフォリオを意識した経営を行っている。
企業の事業活動で、社会的ミッションの実現のすべてを、市場での事業で実施できることは不可能な場合もあるので、市場での事業以外の活動も必要となる。例えば、環境問題の解決を主たるミッションとする社会的企業は、単に自然エネルギーの建設普及事業を展開するだけでは社会的ミッションを達成することができないので、市場を利用しない啓発運動なども必要になってきます。つまり、非市場と市場の活動を組み合わせた事業ポートフォリオを組むことも必要となる。このように事業を実施する場合には、経営資源を効率的に利用する「選択と集中」という考え方と、単一の事業ではなく複数の事業を組み合わせる事業ポートフォリオの考えも必要である。

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