資本コスト(cost of capital)の用語解説

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用語

資本コスト(cost of capital)

解説

企業が調達した資本にかかるコストをいう。資金提供者の必要(要求)収益率と言い換えることもできる。資本コストは一般に負債コストと株主資本コストに区別され、資本コストは両者の加重平均として算出し、これを加重平均資本コスト(weighted average capital cost WACC)と呼ぶ。負債コストは調達した負債に対する利子率である。一方、投資家は配当のみをリターンとして期待しているわけではなく、株価の値上がり益(キャピタルゲイン)も期待している。つまり、投資家は配当とキャピタルゲインの両方を見込んで、最低限の投資収益率を期待して投資する。これが、企業経営者からみればコストであり、それが株主資本の資本コスト(株主資本コスト)である。
企業が使用する資本のうち、自己資本の資本コストは配当であり、他人資本(負債)のそれは支払利子である。使用資本は両者の資本によって構成され、資本構成に応じて総資本コストは異なってくる。それは次の式で算出される。
 総資本コスト=自己資本コスト+他人資本コスト
       =配当率×自己資本比率+利子率×他人資本比率
例えば、配当率15%、利子率5%とし、自己資本比率が50%(A社)と20%(B社)の場合について総資本コストを比べると、A社は10.0%、B社は7.0%となる。数字上は負債の多いB社のほうが有利にみえるが、不況期ないし低成長期には配当率が下がるため、逆の結果となる。資本コストは、現在使用中の資本についてのみならず、将来使用する資本についても問題となる。投資決定に際し、資本コストが用いられるのはその理由による。
参照 ⇒【自己資本コスト】【他人資本コスト

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