新製品開発(new-product development)の用語解説

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用語

新製品開発(new-product development)

解説

新製品開発は、企業に創業者利潤をもたらし、企業の将来の収益性と成長性を決定づける企業のもっとも典型的なイノベーション活動をなしている。製品と技術の組み合わせであり、新製品には、新しい市場と新しい技術の組み合わせによって、多角化のための新製品、現有市場に向けた新製品、新市場を獲得するための製品改良があるほかに、広義には、モデル・チェンジや包装の革新などの新商品計画も新製品に含まれる。新製品開発は、アイデアの発生-スクリーニング-プロジェクト評価-開発-試作-商品計画-テスト・マーケティング-事業化の各段階に分けられる。
50の新製品のアイデアが各段階において評価、選択されて事業化の段階にまで到達するのはわずかに一つにすぎないのが普通であり、さらに事業化された新製品のうちで成功率は30%にすぎないといわれる。その間に多額の投資が行われるのであるから、新製品開発は、きわめて重要な管理領域をなしている。新製品開発は次の各段階に分けられる。
 (1)アイデアの発生;成功する新製品のアイデアの源泉を外部の市場のニーズと内部の新技術や生産のニーズに分けると、圧倒的に前者の方が多い。市場のニーズから出るアイデアの源泉には、顧客、配給業者、セールスマン、営業部門、競合他社、企業のトップ・マネジメントなどがある。企業内部のアイデアの源泉として、研究開発部、その他各部門がある。新製品のアイデアが霧散しないようにこれを吸収し、スクリーニングするために、新製品委員会が設けられ、その専門スタッフとして新製品開発部が設けられる。
 (2)スクリーニング;新製品のアイデアのスクリーニングには、①経営目標や戦略との適合性、②売上げの規模と成長性、③利益率、④技術的可能性、⑤製品化可能性、⑥販売可能性などの基準が用いられる。スクリーニングされた新製品について新製品開発計画が立てられる。
 (3)プロジェクト評価;新製品開発計画は、新製品の具体的目標、開発期間と開発費、売上高、製造コスト、利益率などを明細にした新製品開発プロジェクトの提案である。
 (4)開発段階;新製品の具体的な原型(prototype)を開発する段階であり、多額でしかもリスクの大きい開発投資を必要とする段階である。
 (5)試作段階;試験生産であり、試作品にたいする消費者の選好テストを行い、量産可能性なども検討する。
 (6)商品計画;商品名、価格、包装などを決定する。
 (7)テスト・マーケティング;特定の都市で試験的に販売し、その情報を製品計画やマーケティング計画にフィードバックする。
 (8)事業化段階;本格的生産と販売に移行する段階であり、イノベーションの実施段階である。生産設備への投資計画、配給経路計画、物流計画、販売促進、広告計画、販売員訓練計画などを内容とする。
新製品開発上の意思決定はすべて不確実性下の意思決定であり、いかにしてリスクを最小にし、新製品の成功率を高めるかが新製品開発の主要な課題をなしている。

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