センシティビティ・トレーニング(ST;Sensitivity Training)の用語解説

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用語

センシティビティ・トレーニング(ST;Sensitivity Training)

解説

センシティビティ・トレーニング(ST)は、1947年、アメリカのメイン州ベセルで、後に、全国訓練研究所(National Training Laboratory;NTL)と呼ばれる団体によってはじめられた教育訓練法である。それは急速に普及して、現在では企業における経営者教育ばかりでなく、教会や大学にも採用されている。その目的は、対人的な感受性や自覚を訓練することにあるが、まず、自己洞察を重視し、他人への理解心を呼び起こし、集団行動を理解し、コミュニケーションやリーダーシップの技能を学習することにある。その訓練内容は、(1)Tグループ、(2)演習、(3)理論学習の三つからなっている。
 (1)Tグループ;Tは、Training(学習)の頭文字をとったものであり、Learning(学習)の頭文字をとって、Lグループという場合もある。TグループとSTを同一視する見解もあるが、それは正しくない。Tグループは、STの一部であるが、そのすべてではないからである。それは、8~12人からなるグループで、リーダーもなく、明示的な目標ももたない。メンバーの浴するやり方で相互作用を重ねていく。身近な問題をグループで取り上げていくことによって、各成員は自分の長所や短所をお互いに知り、お互いの意見に耳を傾けるようになり、また助言を与えたり、助言を受けたりする対面的相互作用が発展していく。それは、「体験学習」の一つであるといえる。
 (2)演習;ロール・プレイング、ビジネス・ゲーム、ケース・スタディなどによる訓練であり、理論学習で得られる理論や概念を実験・体験するために行われる。
 (3)理論学習;組織行動や人間行動についての概念、理論や諸原理を理解するために行われるものであり、マズロウの欲求階層説、マクレガーのⅩ理論やY理論、ハーツバーグの動機付け-衛生理論やリッカートの参加的リーダーシップなどが取り上げられる。講義形式も多いが、質疑応答が重視される。

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