静態比率(static ratio)
貸借対照表の二つの数値から得られる財務比率を静態比率という。それは主に企業の財務流動性を診断するために用いられる。それには、(1)流動比率、(2)商品受取勘定比率、(3)負債比率、(4)固定比率、(5)固定長期適合率などがある。企業の流動性分析では、各種の回転率(使用資本回転率、商品受取勘定回転率、製(商)品回転率、固定資産回転率など)は、流動性の検討に一つの手がかりを与えてくれるものの、その比率が良好といっても、それはただちにその企業の財務流動に関する十分な証拠とはいえない。つまり、流動性の分析は、総資本利益率からはじまる一連の回転率による分析だけでは終わらないのである。その場合、回転率以外に必要とされるこれらの比率(前述の、流動比率・・・固定長期適合率など)を静態比率と呼ぶのに対して各種回転率を動態比率と呼ぶ。




