多段階的評価法(cascade appraisal)の用語解説

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用語

多段階的評価法(cascade appraisal)

解説

アンゾフ(H.I.Ansoff)の提唱する適応探求方法の主要な戦略評価方法である。それは、戦略的決定のための情報の収集、分析とそれに基づく意思決定をいくつかの段階に分け、各段階を通過していくにつれ、決定ルールを精緻化していく方法をいう。戦略の決定基準として、(1)成長分野の基準、(2)製品市場分野の基準、(3)多角化ベクトルの基準、(4)シナジーの基準、(5)競争上の優位性の基準、(6)成長方式の基準の六つがあげられる。これらは、探求し、選択すべき生長機会の特性を順次より詳細に規定していくものである。この方法によれば、まず、はじめに、成長機会を探求すべき産業分野について情報を収集し、分析し、成長分野の選択を行う。次ぎの段階では、多角化のベクトルの決定ルールで情報を収集、分析し、多角化の方向を決定する。次ぎの段階では、シナジーの決定ルールによって、情報を収集し、多角化のより具体的な分野を決定する。そして、次の段階では、競争上の優位性という決定ルールによって、情報を収集し、具体的な多角化戦略を決定する。
このような多段階的な手法をとることによって、ランダムな探求に比べ、探究活動の効率は向上し、有望でかつ具体的な成長機会を発見できる可能性が高められる。多段階的評価方法は、不確実性環境に対処して、情報の収集と決定を行っていく有力な分析方法である。

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