中核戦略(core strategy)
特定の製品市場において競争上の優位にたつための競争戦略を決定する際に、各部門の戦略を全体として統合し、集中主義の原則をとるために、中核戦略が探求され、選択される。それは、競争戦略の全体の中核にあたる戦略であり、特定の標的市場における顧客のニーズを満たすために何が戦略的要因であるかを決定するものである。中核戦略は、マーケット環境や競争企業の戦略についての情報収集のうえで決定されるが、それは場合によって新製品開発戦略であり、価格戦略であり、あるいは配給経路戦略である場合もある。要するに、中核戦略が決定されると、その成功を確保するため、各職能部門において中核戦略の実行を促進するための支持戦略が立てられ、それが全体として調整されることによって、中核戦略を軸として集中主義の原則が実行され、競争戦略の全体としての効率が高められるのである。
中核戦略と支持戦略を区別することによって、企業は次ぎのような有利性を持つことができる。(1)企業のあらゆる資源を一つまたはごく少数の中核戦略の実行に集中する集中主義の効果を上げることができる。(2)各職能部門の戦略の全体としての統合化がはかられる。(3)自社の競争上の差別的優位性の探求が行われる。




