付加価値(added value)の用語解説

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用語

付加価値(added value)

解説

売上高から原材料費、購入部品費、外注加工費を差し引いた金額を付加価値という。付加価値は、経営戦略の一つの決定基準をなしている。まず、製品によって付加価値は異なるが、それは製品の技術経済的特性および競争状態によって影響される。高度技術製品、高度組立製品、ファッション製品、システム製品など、知識集約度の高い製品ほど、付加価値は高くなる。また、製品差別化や市場細分化が高度に行われているほど、付加価値は高い。
産業の競争状態によって付加価値は影響を受けるが、多数の中小規模の企業によって占められている業界は、競争がはげしく、付加価値は低い。経済の集中度が高い業界ほど付加価値は高い。付加価値が高いと、研究開発費、広告、販売促進費などの投資的経費の支出の余裕が生じる。これに対して、付加価値が低いと原材料価格や製品価格の変動が企業の利益を大きく変動させ、研究開発費などの投資的経費の余裕が少なく、またコスト・ダウンの余地も少ない。かくて、高付加価値戦略として、知識集約化戦略、製品差別化戦略や市場細分化戦略が必要とされる。
同じ製品分野でも、原材料生産、1次加工、2次加工、卸売、小売の各段階によって付加価値はことなる。原材料生産における付加価値は低く、1次加工、2次加工の段階になるほど、付加価値は高く、卸売に対して小売段階の方がより付加価値は高いというのが一般的である。付加価値の高い生産段階や流通段階に進出するために、垂直的統合戦略がとられる。
参照 ⇒【製品差別化戦略】【市場細分化】【垂直統合化

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