ビジネス・ゲーム(business game)
架空の企業の内部および外部環境をモデル化したものに基づいて、その企業の経営上の意思決定を参加者に行わせ、さまざまな情報分析や意思決定の能力を訓練できるように設計されたゲームをいう。参加者はいくつかのチームにわかれ、それぞれのチームが一つの会社の経営陣を構成し、各人が全般管理、企画、製造、営業、経理というような職能を分担する。
ゲームの一般的な進め方は次のとおりである。まず、チーム編成がなされると、想定された産業の特質および概況が説明され、各企業の初期条件(生産能力、資産、売上規模、費用条件など)が与えられる。またゲーム開始時における各種の情報(経済、市場など)が与えられる。各チームはこれらの情報を分析して、生産、販売、設備投資、財務などに関する意思決定を行う。これらの意思決定は、そのときの初期条件や他のチームの意思決定と相まってその期における実績(需要量、販売量、利益など)をもたらし、その情報は情報として各チームに与えられる。各チームはその新しい情報に基づいて次の期の意思決定を行う。このようにして何期かゲームを続けることによって、参加者は企業経営の疑似体験をすることができ、能力開発に役立つのである。ゲーム終了後に行われる検討会もその効果を高める上で重要である。なお、ゲームには、経営全般にわたるもの(トップ・マネジメント・ゲーム)だけでなく、特定の職能分野(生産、販売、財務など)についてのもの(ファンクショナル・ゲーム)もある。




