要員管理(manpower management;Personalplanung und-steuerung)
要員管理を、要員計画と同義語に理解することがあるが、その場合の意味では、必要人員の数量的な予測と、短期的な要員の投入計画をさしている。また、要員計画が、無駄なコストや無駄な余剰人員の排除のための方法として理解されることがある。また、要員計画の中に従業員の職場への適応教育や、新しい職場への再教育をも含めて考えることがある。要員管理を広義にとらえると、要員についての組織の運用と理解することができる。そのなかには、次の事項が含まれる。(1)必要な人員を量的、質的、時間的な観点から調査し、要員の過不足を確定する。(2)量的、質的、時間的観点から不足人員の調達をする。(3)教育訓練、継続教育、再教育などを通じて、現在要員の能力、キャパシティ等を拡大・増大する。(4)要員を経営の生産過程に投入、配置し、機械設備や職場システムを人間の精神的、身体的要請に適合させる。(5)適切な賃金支払い形態や休暇規定、年金制度、福利厚生制度などを通じて従業員の仕事の効率を維持する。(6)量的、質的、時間的観点から過剰人員の削減を行うことなどである。
以上のような事項を含む要員管理は、ますます多くの企業において近年、その重要性を増してきている。その理由は、職場の確保、賃金コストや福利厚生費の上昇、企業内従業員代表委員会(西欧諸国にみられるもの)の経営への参加や共同決定権の拡大が、企業に働く人びとの役割をますますクローズ・アップさせているからである。また今日では、ますます多くの就業者がより高い学力や職業上の資格を身につけて職業生活に入ってくるので、常に自己の継続教育には熱心になっている。昇進への欲求も強い。それゆえ、機械装備や作業システムが人間に課す要件は、従業員の能力、資格に適合したものでなければならない。どちらかといえば、作業システムや機械装備が人間に課す要件が、現有の従業員の能力、資格よりもやや高いところにあるほうがいつも維持教育や再教育への刺激があって効果的だといえる。




