有機的管理システム(organic management system)の用語解説

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用語

有機的管理システム(organic management system)

解説

有機的組織ともいわれ、企業の市場環境や技術環境の変化がはげしく不確実な環境の下では、有効な組織とされ、機械的組織と対比される。有機的管理システムは、次のような組織特性をもっている。
 (1)各自の専門的知識や経験が、企業の共通のスタッフに貢献できるような組織である。
 (2)企業の全体的な状況から、個々のタスクが、現実的に設定できる。
 (3)他の成員との相互作用を通じて、個々のタスクが絶えず調整され、再定義される。
 (4)責任が共有されている。
 (5)各自の職務や自己の部門に対する責任感というよりも、企業の全体目的の達成に対する責任感が浸透している。
 (6)統制、権限およびコミュニケーションは、タテの関係ではなく、ヨコにネット・ワークしている。
 (7)現行のタスクについて知識は、ネット・ワークのいたる所に存在し、この知識の存在が権限のセンターをなす。したがって、タスクが変われば、権限のセンターも変わる。
 (8)ヨコのコミュニケーションがよく用いられ、上下の地位の間のコミュニケーションも、命令よりはむしろ相談である。
 (9)情報や助言が、コミュニケーションの内容をなしている。
 (10)上司への忠誠心や服従よりも、企業全体のタスクや進歩および成長に対する責任感に対して高い価値がおかれる。
 (11)企業の技術的および経済的環境に対する専門的知識や技術が、重視され、評価される。
以上のような組織特性から明らかなように、有機的管理システムは、流動的で適応的な組織の特性をもっており、不確実な環境に対して、有効な組織であるといえる。プロジェクト組織、自主管理作業集団などは、このような有機的管理システムの性格を有している。
参照 ⇒【機械的管理組織】【プロジェクト組織

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