流動性(liquidity)
企業の良否を判定する場合に主要な指標が二つある。一つは、収益性(profitability)、もう一つは流動性である。流動性とは短期債務支払能力(short-term debt paying ability)をいう。企業倒産の直接的な原因は、ほとんどが支払不能によるものであることから、企業にとって流動性の保持がいかに重要であるかということがわかる。流動性は比率で示す場合と金額で示す場合がある。比率としては、流動比率、当座比率がある。流動比率は流動資産と流動負債の割合(流動資産÷流動負債)であり、財務比率としてもっとも一般的なものである。しかし、流動資産のなかに棚卸資産が含まれているので、即時的な支払能力の指標にはならない。そこで、流動資産のうち即時の支払にあてうる当座資産と流動負債の割合(当座資産÷流動負債)を求めることができる。これが当座比率である。金額による流動性指標は運転資本(working capital)である。これは流動資産から流動負債を差し引いた差額であり、流動負債を支払ってもなおどれだけの流動的資金があるかを示す。
参照 ⇒【流動資産回転率】【流動性分析】




