利益管理(profit management)
販売計画から在庫計画、原価計画にいたるまで、利益を企業のあらゆる意思決定の主要基準として、利益目標を達成するための総合的経営管理をさしている。まず、利益目標を設定し、その利益目標を達成するために、販売計画、生産計画、製品開発計画、設備計画、資金計画などを総合的に立て、目標利益を基準にして代替案の評価、選択を行う利益計画(profit planning)を作成する段階がある。次いで、利益計画を実施に移し、計画に対する利益実績をフィードバックして、必要な手段を講じて利益統制(profit control)の段階がある。利益統制の用具として、ROI分析や予算統制の手法が用いられる。
利益管理には、(1)集権的利益管理と、(2)分権的利益管理の区別がある。前者は、企業のトップ・マネジメントのレベルで集権的に利益管理が行われるもので、製品が標準化し、製品が多角化していない専業メーカーにおいてとられることが多い。これに対して、後者は、製品別、地域別あるいは得意先別などに事業部というプロフィット・センターを設け、それを分権的利益管理の単位として利益管理の権限と責任を大幅に分権化するものである。各プロフィット・センターは独自の利益計算の単位であり、独自の利益に対してトップ・マネジメントに責任を負う。そして独自の利益目標を達成するための利益計画の作成と実施に必要な権限を分権化される。
参照 ⇒【利益計画】【分権的利益管理】




